4月・5月の時候の挨拶文例集|新年度・春のビジネス挨拶に

4月と5月は、新しい出会いや始まりにあふれる季節。
入学・入社・異動・転勤など、挨拶状やお礼状を送る機会が多くなります。
この記事では、春から初夏にかけて使える時候の挨拶をまとめました。


4月の時候の挨拶

季節の特徴

桜が咲き誇り、新年度を迎える4月。
新たなスタートを祝う言葉や、穏やかな陽気を表す表現がよく使われます。

代表的な時候の挨拶(漢語調)

表現読み方意味・使う時期
春暖の候しゅんだんのこう4月全般に使える定番表現
陽春の候ようしゅんのこう暖かく穏やかな春を表す
桜花爛漫の候おうからんまんのこう桜の満開を表す華やかな表現(上旬)
花冷えの候はなびえのこう桜の頃の一時的な冷え込みを表す(上旬)
春爛漫の候しゅんらんまんのこう春の盛りの時期に

やわらかい日本語表現

  • 春風の心地よい季節となりました。
  • 新しい門出を迎えられた皆さまに、心よりお祝い申し上げます。
  • 花の便りが聞かれる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

4月の文例

春暖の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
新年度を迎え、皆さまのご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今後とも変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。


5月の時候の挨拶

季節の特徴

新緑がまぶしく、爽やかな風が吹く5月。
「立夏」「青葉」「風薫る」など、初夏を感じる言葉がぴったりです。

代表的な時候の挨拶(漢語調)

表現読み方意味・使う時期
新緑の候しんりょくのこう5月全般、若葉の美しい季節に
薫風の候くんぷうのこう5月中旬、さわやかな風が吹く頃
立夏の候りっかのこう5月5日前後、暦の上で夏を迎える時期
青葉の候あおばのこう新緑が深まる中旬〜下旬
晩春の候ばんしゅんのこう春の終わりを感じる頃

やわらかい日本語表現

  • 新緑がまぶしい季節となりました。
  • さわやかな風が吹き抜ける頃となりました。
  • 心地よい初夏の陽気に包まれています。

5月の文例

新緑の候、皆さまにおかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
爽やかな季節の中、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。


ビジネス挨拶状での使い分けポイント

  • 4月は新年度・門出・感謝をテーマに。
  • 5月は爽やかさ・穏やかさ・前向きな言葉を中心に。
  • 「春から初夏への移ろい」を感じさせる表現が印象的です。

まとめ

  • 4月は「春爛漫」「新年度」「出会いの季節」。
  • 5月は「新緑」「薫風」「初夏の清々しさ」。
  • 季節感を言葉にのせて、温かみのある挨拶状を。

明るく前向きな表現で、新しい季節の始まりを気持ちよく伝えましょう。


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